“遊言夢言”
 この<遊言夢言>というコラムは1984年に『環境ジャーナル』の前身である『新政経情報』を発行した時から“仕置人”草野洋が『朝日新聞』の<天声人語>を真似て書き続けてきたもので、早や22年になる。
 さまざまな世の中の“出来ごと”に対してきわめて感情的に思いを吐露してゆくもので客観性に乏しいかもしれないが“仕置人”のストレス解消法と解し、ご寛容に願いたい。
“白骨死体” 【07/10/23】

◆千葉県内で不動産会社を営む女性社長は競売物件を落札した。1,200万円ほどの住居だが、中に入り2階へ行ってみると、ベッドの上に“白骨死体”。 すぐに警察を呼び、調べたところ“白骨死体”は住居の所有者だということは判明したが、警察も死亡時期が特定できない ◆競売を申し立てたのは「国民金融公庫」。裁判所は、入札にあたって物件内容を開示する義務はない。競落した女性社長は、まさか“白骨死体”があるとは思わない。 リニューアルして売却するにしても、“白骨死体”の件を隠して売却することはできない。女性社長は「裁判所に何度も中を見せてください、と言ったのですが見せてくれませんでした」と言う ◆「国民金融公庫」は競売によって1,200万円は回収できた。問題は、「国民金融公庫」が“白骨死体”の存在を認識していたかどうかということ。認識していて競売にかけたとしたら会社を欺いたことになる。 おそらく住宅ローンの支払いが滞ったと思われるのだが督促もするだろうし、保障人にも連絡するだろう。また電気や電話も止まるだろうし、裁判所に開示義務がないことを知ってもいるだろう ◆会社というものは法律だけを遵守すればいいというものではなく、道義的責任も果たさなければならない。その道義的な部分で「国民金融公庫」は“不良品”である“白骨死体”が横たわる住居を競売にかけたとしたら問題だ。 裁判所にしても、建物の内部を公開して入札させるべきで、そうでなければ「国民金融公庫」に加担して“不良品”を善良な市民に買わせたことになる。

“テレビキャスター” 【07/09/03】
“ふたりぼっち” 【07/08/20】
“毎年の8月15日” 【07/08/11】
“石原都知事” 【06/12/15】
“造反組” 【06/12/09】
“いじめ” 【06/12/04】
“便利が文明か” 【06/12/01】
“ブッシュ大統領 【06/11/28】
“核論議” 【06/11/26】
“愛煙家” 【06/11/10】

2004.10〜2005.3 過去ログ
映画<北の零年>と “金権弁護士 【2005/03】
そしてどうなるの“日本列島 【2005/03】
憎しみは憎しみによって償えるのか 【2004/11】
職場の受動禁煙賠償命令 【2004/11】
<華氏911>が教えてくれたこと 【2004/10】

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