| 警察に“管理”されている「国家公安委員会」 |
「国家公安委員会」は〔広辞苑〕によると「内閣府の外局。内閣総理大臣の所轄のもとに、委員長(国務大臣)のほか5人の委員により組織され、警察庁長官を任命するほか、国の公安にかかわる警察行政、管理などを行う最高機関」とある。 警察不祥事はなかなか後を絶たないが、「警察行政、管理などを行う」という「国家公安委員会」が独立した“事務局”も“電話”も無ければ“事務局員”もいない、ということをご存知だろうか。しかも「国家公安委員会」の事務処理は「警察庁」職員が行っている。試しに104番で「国家公安委員会」を調べてもらうと3581−0141と答えてくれた。そこで電話をかけると「警察庁です」と出る。「おやっ」と思いながらも「国家公安委員会にかけたんですが」と言うと、男性に代わり、「どういうご用件ですか」とくる。「あなたは国家公安委員会の方ですか」と尋ねると「警察庁庶務課の者です」と答える。これでは警察の不祥事をご注進に及ぼうとしても二の足を踏んでしまう。 そこで、この度の組閣で「国家公安委員長」に就任した堀内派の衆議院議員村田吉隆に、本件について改革の意志があるかを質問してみた。 ![]() 村田吉隆国家公安委員長 電話に出たのは秘書の村田正司だが、5日も待たせておいて「現在特に問題がないので改革の必要性はない」とのコメントだった。「それは委員長のコメントか」というとムニャムニャ。 「管理する委員会には独立した電話も職員もいないで、逆に外部からの情報を管理されていることを問題だと思わないのか」と食い下がると電話を一方的に切ってしまった。こういう“公設秘書”も困ったもの。 年間1千数百万円もの国民の血税を払っている公設秘書がこのレベルだからと思って委員長村田吉隆のことを調べると、逆に警察に取調べを受けそうな“過去”があった。それは、旧大蔵省出身の村田は、経営破綻を隠して預金を集めていた“二信組事件”の1つである「安全信組」に4パーセントの優遇金利で1億1893万円も預金していたというし、住専4社から600億円もの大口融資を受けていた不動産会社の役員も務め、計2000万円以上の役員報酬を受けていた"灰色議員"だった。ある先輩議員が言う。 「公安委員会も抜本的に改革する必要があるが、彼には無理だよ。人間が柔らかすぎる」だって。そういえば、昨年、あまりヘラヘラしているので、総理の小泉に一喝されたという話も伝えられている。 「国家公安委員会」は眠ったふり。さっぱり存在感がない。 |
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