中国の胡錦濤首席にあてた政治結社「新世紀協会」の“抗議状”

 2008年の“北京オリンピック”を控えて、中国は自分の首を自分で締めていることに気づかないほど“愚かな大国”に成り下ったのか。

 “噂の仕置人”の<遊言夢言>で「憎しみは憎しみによって償えるのか」という一文を載せている。ここには、かつて「ハルピン」において“生態解剖”をした「石井731細菌部隊」の中国での残虐な日本軍の行為の記録を展示した「陳列館」を多感な子どもたちが通う中学校に隣接させることはないだろう、という趣旨で「あの不幸な時代を忘れてくれとは言わないが、許すという寛大さが欲しい」と役人に対して発言したものだった。


 厳戒態勢の中国大使館

 そうした反日教育が、市場経済に移行しつつある中国を、またぞろ“開発途上国”に自らが戻そうとしているのがこの度の一連の“反日行動”といえる。

 “親中派”的心情の“仕置人”でさえ、この度の“暴動”に対する中国政府の無責任な対応には憤りをおぼえていた。

 ところが、4月13日付で、いわゆる右翼といわれる政治結社「新世紀協会」(中島健次会長)が中国大使館に「抗議状」を持参し、大使館員に手渡していたことがわかった。その全文をここに転載する。




「抗議状」の冒頭部分


以下 抗議状全文


1、去る4月9日、10日、11日連日に亘る反日デモは、反日暴動と断罪し厳重に抗議する。
  日本大使館に投石、日本国旗の焼き捨て、日本企業施設の破壊、
  日本人留学生に対する暴行等は誠に遺憾な事態であり、
  中国政府は全責任を負わなければならない。茲に、謝罪と損害賠償を要求する。

1、日本国領土である「尖閣島(魚釣島)の不法占拠に断固として抗議する。
  日本の有史以来、日本の固有の領土であることは歴然としており、
  世界各国においても認知しているものである。中国政府は速やかに施設等を撤去し
  日本国に返還しなければならない。
  他国の領土占拠は独立国家の主権侵犯であって国際法上許されない。


1、潜水艦等各種船舶の日本国領海に侵犯する事実が繰り返されていることは
  誠に遺憾であり厳重に抗議する。
  領海侵犯は日本国の主権を侵害するものであり、
  これを排除するあらゆる処置の権利を日本国は有する。結果に於いて船舶の沈没、
  損傷等については一切、中国政府が責任を負わなければならない。


1、東シナ海ガス田開発事業は、日本国領海の鉱区開発であり、
  日本国の主権侵犯であり、日本の天然資源を盗掘するものであって、
  即刻に工事を中止現施設を撤去すべきである。厳重に抗議する。


1、中華人民共和国・貴国における「愛国教育」は偽善的呼称であって、
  その真意換言すれば「反日民族主義教育」である。
  その主体とする内容は日本の歴史を極端に歪曲し過去の業績に難癖をつけるところにある。
  したがって、日本国内諸情勢に対する内政干渉も極まるもので厳重に抗議する。
  日本国首相(現小泉純一郎首相)の靖国神社参拝に度重ねての不当な反対表明、
  学校教科書の歴史、社会の内容に対する不当な干渉、こうした内政干渉をネックとして
  大事な国事行為である外交問題の解決を途絶させる中国政府の外交姿勢を
  厳しく糾弾し抗議するものである。
以上

2005年
平成17年4月13日
今後において、中華人民共和国の国情が安定し、社会秩序安寧が確立されない限り、2008年北京五輪のボイコットを全世界に働きかける所存であることを通告する。


[戻る]

Copyright (C)  Kusano Hiroshi. All Rights Reserved.