| 亀井静香の虚像と実像(8) |
仕手集団「コスモポリタン」との株取引 ![]() いわゆる“カネ”にまつわる疑惑が、これほど多い政治家はいないだろう。亀井の金集めは、警察権力を背景にしたものと、政治権力を背景にしたものの2通りあると“仕置人”は思っている。そして“恫喝的”要素が強い。 このシリーズの「第7回」までは比較的新しい範囲のものだが、79年に代議士になって10年ほどたったころから、亀井の“カネ”にまつわるスキャンダルが“台頭”してきた。十数年前に行方不明となり、今だに消息がわからない池田保次という男は、仕手集団の「コスモポリタン」(本社大阪)の代表者だった。『読売新聞』(89.10.6)社会面に<株買取りさらに13億円余>、<亀井代議士から5割高で>、<亀井氏は関与否定>とある。 そのリード記事には次のように書かれてあった。<破産した仕手手集団「コスモポリタン」(本社・大阪)グループと亀井静香・自民党代議士(52)(広島3区)の株取引をめぐる疑惑で、同グループが昭和62年8月、東証一部上場の環境設備メーカー「タクマ」(本社・大阪)の約60万株についても、当時の株価より約4億円も高い総額13億4千万円で亀井氏から買い取っていたことが6日、読売新聞の調べで新たにわかった。 すでに判明している別の仕手株2銘柄の5億円買い戻しと同様、時価の4〜5割高。亀井氏は関与を否定している。コスモの破産管財人は「常識では考えられない、不自然な取引」として亀井側に説明を求める。 ![]() 当時この問題を報じた新聞 この株取引に関しては「私も秘書も一切タッチしていない」と否定のコメント。亀井は、それまでも“株取引疑惑”があり、それは88年2月に、東証一部上場の「シロキ工業」と「オーミケンシ」の株の計38万株を相場より約1億6000万円高い計5億円で「コスモポリタン」側に引き取らせたことが明らかになり、亀井は管財人に差額の金額を返還している。この「コスモポリタン」と肩を並べるダーティーな株の買い占め集団に「コーリン産業」の小谷光治という人物がいた。小谷は、航空測量やコンサルタントの大手「国際航業」( 千代田区 )の株を盛んに買い占め、これに便乗していたのが自民党大物代議士の三塚博だった。三塚の他にも「国際航業」には中曽根康弘、斉藤邦吉、津島雄二、稲村利幸などの国会議員が関与、攻める側と守る側とが入り乱れていた。 ![]() 亀井が仲介料2000万を“取った”時のことを書いた『朝日』(90.5.27) こういう修羅場に鼻の利く亀井は、「国際航業」の社長桝山明サイドを批判していたミニコミ紙社長と増山を手打ちさせた。そこで「国際航業」の経理から2000万円の支出があったことから明るみに出た。それを知ったミニコミ紙社長は亀井攻撃を始めたが、ある時“仕置人”が直接ミニコミ紙社長に確認してみたが「自分はビタ一文もらっていない」と断言していた。そうだとするならば、ここでも亀井は“事件屋”的な動きの中で2000万円フトコロに入れたことになる。 |
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疑惑だらけの代議士 亀井静香の虚像と実像 [亀井静香プロフィール] (12) 右翼大物を「道路公団」へ亀井が橋渡し?! (11)“亀井凋落”で「橋梁談合」政界ルートへも飛び火か (10)“刺客”ホリエモンに唖然たる亀井 (9)「学会が政権に影響力を持つのは危険」と吠える (8) 仕手集団「コスモポリタン」との株取引 (7)「住都公団」への“口利き”で秘書に疑惑 (6) 亀井に多額献金の不動産業者が“逮捕” (5)“審査不合格”の「ジェイ社」に“温情”の「道路公団」 (4) 「那覇空港」警備業務に喰い込んだ「ジェイ社」 (3) 「JAL」の“アルバイト客室乗務員”採用計画を潰す (2)“似て非なる”亀井ファミリー会社 (1) 石原慎太郎をポスト小泉に擁立か |










