| 亀井静香の虚像と実像 (5) |
“審査不合格”の「ジェイ社」に“温情”の「道路公団」 「日本道路公団」は、平成12年6月8日、東京都から神奈川県にかけて延びる有料道路の“第三京浜”と“横浜新道”“横浜横須賀道路”の交通管理業務の入札に先立ち、入札参加資格を問う審査を始めて実施した。 これに「ジェイ社」を含む3社が参加した。この“交通管理”は、道路をパトロールして、交通事故や落下物を処理し、渋滞情報を「道路公団」の交通管理室に伝える業務。そこで審査の基本となるのは、「公団の示した条件」に沿って、交通規制を手順どおりにできるかどうか、というもの。これに「ジェイ社」だけがパスできなかった。 すると「公団」は、翌日、「ジェイ社」の担当者を「公団」の第一管理局( 川崎市 )に呼び、最初の審査で間違っていた点や正しい規制方法、手順などを教えた。そのうえで、16日に最初の審査と同じ内容で再審査した。「ジェイ社」はこれに合格して指名通知を受け、3社が参加した7月27日の入札で落札に成功した。これを称して“インチキ”という。こうして1億200万円、12年度が2億1900万円、13年度が2億700万円、そして15年度も1億9200万円を「ジェイ社」は受注した。 「ジェイ社」が参入するまでは、交通管理や料金収受業務は「公団」のファミリー企業以外から受注できなかった。他に受注したのは「ジェイ社」だけだという。平成11年に建設大臣に就任した亀井は、「公団」が発注する交通管理や料金収受業務を外部に開放すると“オドシ”、「ジェイ社」がその直後に受注したことから参議院運輸委員会で問題となった。 問題になったのは異例の「再審査」という“温情”は、亀井の“圧力”によるものではなかったのか、という疑問から、「東京地検特捜部」は、現職の施設担当理事を含む広範な「公団」関係者から事情聴取を行った。この捜査は、東京地検特捜部・直告一班が担当、並々ならぬ意欲をうかがわせたが、結局、頓挫してしまった。亀井に迫る検察の足音は、幾度となく近づきはするが、いつの間にか遠のいてしまう。 |
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疑惑だらけの代議士 亀井静香の虚像と実像 [亀井静香プロフィール] (12) 右翼大物を「道路公団」へ亀井が橋渡し?! (11)“亀井凋落”で「橋梁談合」政界ルートへも飛び火か (10)“刺客”ホリエモンに唖然たる亀井 (9)「学会が政権に影響力を持つのは危険」と吠える (8) 仕手集団「コスモポリタン」との株取引 (7)「住都公団」への“口利き”で秘書に疑惑 (6) 亀井に多額献金の不動産業者が“逮捕” (5)“審査不合格”の「ジェイ社」に“温情”の「道路公団」 (4) 「那覇空港」警備業務に喰い込んだ「ジェイ社」 (3) 「JAL」の“アルバイト客室乗務員”採用計画を潰す (2)“似て非なる”亀井ファミリー会社 (1) 石原慎太郎をポスト小泉に擁立か |








