亀井静香の虚像と実像(12)

右翼大物を「道路公団」へ亀井が橋渡し?!


 2005年5月、「東京ディズニーランド」を経営する「OLC」(オリエンタルランド)が、全国の右翼団体で組織する「全日本愛国者団体会議」名誉議長で、元指定暴力団松葉会最高顧問である志賀三郎の実兄が代表取締役を務めた「中央興発」に清掃業務を発注していたことが『読売』のスクープで公になった。

 そして8月には、その志賀三郎が62,5パーセントの筆頭株主だった「常睦道路サービス」( 福島県いわき市 )が、「日本道路公団」関連の「(財)道路サービス機構」が管理する「SA」(サービスエリア)や「PA」(パーキングエリア)の清掃や売店業務を、すべて随意契約で受注していて、その受注額が110億円にものぼっていたことが明らかになった。
「OLC」と志賀三郎の件を報じた『読売』(05.5.20)


<ただし、同社に売店業務を委託するようになった詳しい経緯に関しては、「道路管理能力があったと判断したため」と述べるにとどまり、両業務の契約額についても、「情報公開の義務はない」として明らかにしていない。>『読売』(05.8.6)
、というように“委託するようになった経緯”については「公団」側は隠している。

 「日本道路公団」から5人も天下りしている「道路サービス機構」が、清掃業務や売店業務を発注する際、受注する企業の大株主や役員名を確認し、会社の概要を調べるのは発注者側のイロハのイ。その時点で志賀三郎が62,5パーセントの大株主であることがわからなかったとは言わせない。なぜなら、そこには郵便貯金や簡易保険などの国民のカネが注ぎ込まれているからであって、それが志賀三郎らの活動資金となっていて、これは「日本道路公団」による“利益供与”ではないのか。

 しかも「常睦道路サービス」には「日本道路公団」から3人も天下りしているというのだから何をかいわんやである。そこで、一体どうして志賀三郎が「道路公団」に食い込んだのかが興味あるところだが、ある右翼団体関係者は次のように明かしてくれた。

「あれは亀井静香ですよ。亀井はさまざまな事件に関与してきた。その度に右翼の攻撃にあう。そこで志賀三郎に保険をかける意味で道路公団の藤井総裁を通じて利権を与えた。現に志賀さん自身が、“亀井は俺の舎弟だ。高速道路のサービスエリアの売店の権利などを世話してくれている”と語っていますからね」

 これではやっぱり「日本道路公団」に巣食っている“政界ルート”も“検察”に着手してもらわなければ“九仞の功を一簣にかく”ことになり、後顧の憂いを残すことになる。


     
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 疑惑だらけの代議士 亀井静香の虚像と実像
 
    [亀井静香プロフィール]

  (12) 右翼大物を「道路公団」へ亀井が橋渡し?!
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