| シリーズ「東京ディズニーランド」その光と影(6) |
加賀見社長が自分を“誇示”したパーティー このパーティーは、警察官僚OBの岡村健が「OLC」顧問に就任した直後の平成9年5月17日午後5時30分に開催された。場所は「TDL」の“クラブ33”というVIPルーム。(ディズニーランド内でここだけは酒類が呑めるという場所) “株式会社オリエンタルランド取締役社長加賀見俊夫”名の「案内状」には 「先般ご内諾をいただいておりました日本テレビ放送網株式会社社長氏家斎一郎様の誕生日を祝う会についてご案内申し上げます。なお、沼田武様の千葉県知事ご当選のお祝いをともに致したいと存じます。」と記されている。 |
![]() パーティテーブルの「案内状」 そこで出席した約40人の顔ぶれはというと71歳を迎えた日本テレビ社長の氏家が坐った“ミッキー”のテーブルには竹下登、中曽根康弘、沼田武(千葉県知事)、鶴田卓彦(日本経済新聞社長)の5人。 “ミニ”のテーブルには加藤紘一、亀井静香、小泉純一郎、山崎拓、森義朗の5人の国会議員。 “ドナルド”には安倍晋三、柿沢弘治、島村宜伸、園田博之に、元公明党議員で政治評論家の矢野絢也。 “デイラー”には堤清二、西村正雄(興銀頭取)、松田昌士(JR日本社長)、村田倉夫(京成電鉄相談役)、山地進(日本航空会長)と大物政治家や財界人が席を占めた。 高橋政知(平成12年1月に死亡)の姿が無かったことから、対外的に自らを誇示したかった加賀見俊夫は、同時に志賀三郎らへの牽制と一石二鳥を目論んだと“仕置人”は見ている。それにしても、公正中立をモットーとするテレビ局社長の氏家が、こうもウサン臭い連中に“誕生祝い”をされてノコノコ出かける馬鹿さ加減は、『日経』の鶴田ともども情け無い限り。 ![]() 利用されたノー天気な日テレの氏家社長 ![]() 『週刊文春』(97.6.5)の記事 ともあれこのパーティーが催され、その2ヶ月後には志賀三郎が例の「公正証書原本不実記載・同行使」で逮捕されたのだった。 警察官僚OBを役員に迎え入れ、すぐさま政・財・マスコミのトップを集めたデモンストレーション。間もなく志賀三郎が逮捕となれば「TDS」の工事に参入させろと志賀三郎サイドからの働きかけがあったというだけに、加賀見のこうした行動は単なる偶然とは思えない。 志賀三郎が逮捕された直後、亀井派の中堅代議士が「会いたい」といってきた。そこで衆議院議員会館の部屋を訪ねると、その代議士は声をひそめて「志賀さんには、多勢の国会議員が世話になってるのに、どうして誰も動かんのかね。うちのボス(亀井静香のこと)も動いてる気配が無いんだよ」と首をかしげていた。 しかし「OLC」は、口では「京三建設」とは「一切関係を断った」としていたが、実兄の「中央興発」に清掃業務を委託していたことがこの度明るみに出てしまった。 あるベテランジャーナリストは「あそこには亀井の関係や警察官僚OBの関係で30人もの警察が天下っている。その警察の天下りの中の“反加賀見派”と“加賀見派”の対立があり、“反加賀見派”がこれまで加賀見のスキャンダルを流出してきた。今度のタイミングは、企業の株主総会が6月に集中していることから、総会屋対策をやっているぞという警察の“見せしめ”で、“反加賀見派”が、ライバル遊園地の読売ランドを系列にもつ読売新聞にたれ込んで、利益供与事件に持ち込もうとしているようだ」と解説してくれた。 |
![]() ゆったりとした時間を楽しめる「東京ディズニー・シー」 |
シリーズ「東京ディズニーランド」その光と影 1.「青べか物語」の、のどかな浦安だった 2. 瀕死の「OLC」を救った高橋政知 3. 75万坪が25万坪になった「ディズニーランド」 4.“総会屋”への「利益供与事件」に発展か 5.“志賀三郎逮捕”直前に警察官僚を常務取締役に迎え入れる 6. 加賀見社長が自分を“誇示”したパーティー 7.「東京ディズニー」に寄生した男 8. トボケ続ける加賀見会長は“利益供与疑惑” |
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