| シリーズ「東京ディズニーランド」その光と影(5) | |
“志賀三郎逮捕”直前に警察官僚を常務取締役に迎え入れる「OLC社」は、今年3月に「TDL」「TDS」の年間入園券の購入者情報の流出で、社長の加賀見俊夫は謝罪している。 この個人情報の流出は12万人分におよび、うち2人が「振込め詐欺」の被害に遭っていたことも判明している。 加賀見は「多大な迷惑と不快の念をおかけしたことを深くおわびする」と謝罪し、管理不備の責任をとり、自ら報酬の1割を3ヶ月間減額するとしたうえで、情報が流出した顧客には「謝罪文」と500円相当の金券を発送した。そしてまた“黒い交際”の発覚と不祥事がつづいた。 |
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![]() “情報流出”で謝る 加賀見社長('05.3.16) |
この“黒い交際”などは今に始まったわけでなく、「三井不動産」や「京成電鉄」が「OLC」に係わった時からで、「OLC」生みの親といわれる2代目社長高橋政知の腰ぎんちゃくだった現社長の加賀美俊夫が、総会屋だった“志賀兄弟”の存在を知らない筈がないのに「知らない」と新聞にコメントしている。「TDL」がオープンする以前の昭和56年ごろに“仕置人”が会った時、加賀美俊夫はすでに「総務部長人事部長」という肩書き。 「他の部所に属さざるすべての事項を掌握する」のが総務部長なのだから「高橋さんと同席しただけ」では済まされないのであって、他の企業ではダーティな部分では総務部長がむしろ窓口となることが多い。「京三建設工業」の志賀三郎が平成9年7月3日に、「公正証書原本不実記載・同行使」の疑いで逮捕されたことがある。 ![]() 産経新聞(’97.7.4) 志賀三郎を逮捕した警視庁捜査四課によれば、志賀らは観光バス事業や不動産、金融などを営む企業グループ「帝産グループ」の元オーナーだった人物がその座を追われたことに対して地位回復を口実に乗っ取ることを計画したのだという。このころすでに「OLC」では、新しい「TDS」建設計画があり、その「基礎工事部分に参入させろと志賀さんらがオリエンタルランドに圧力をかけていたという噂ですよ」という話を聞いた。だとすれば、平成8年に上場したばかりの「OLC」にとって、そうした“裏社会”とは絶縁しなければならなかった。 そこで平成9年4月に元警視庁副総監の岡村健を顧問に迎え入れ、2ヶ月後には常務取締役に就任させ、志賀を逮捕させることで“裏社会”の勢力を牽制したのではないか、という推測が成り立つ。この志賀逮捕の直前、「OLC」としては実に不似合なパーティーが催され、そこに警察官僚OB代議士の亀井静香ら政治家だけでなく太鼓持ちのジャーナリストや財界人、そして警視総監の前田健治など40人ほどが顔を揃えた。 |
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![]() Tokyo Disney Sea |
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シリーズ「東京ディズニーランド」その光と影 1.「青べか物語」の、のどかな浦安だった 2. 瀕死の「OLC」を救った高橋政知 3. 75万坪が25万坪になった「ディズニーランド」 4.“総会屋”への「利益供与事件」に発展か 5.“志賀三郎逮捕”直前に警察官僚を常務取締役に迎え入れる 6. 加賀見社長が自分を“誇示”したパーティー 7.「東京ディズニー」に寄生した男 8. トボケ続ける加賀見会長は“利益供与疑惑” |
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