| シリーズ「東京ディズニーランド」その光と影(3) | |
75万坪が25万坪になった「ディズニーランド」「OLC」の32パーセントの大株主だった「朝日土地」の丹沢善利は、「船橋ヘルスセンター」なども経営していた地元財界の大物だったが、何人もの手形をパクリ、事業家らを騙した“吹原事件”に巻き込まれ、「OLC」の株式(額面500円)64万株(32%)すべてを「国際興業」の小佐野賢治に1株700円で売ったところ小佐野はこれを1株1200円で「日綿実業」に売りつけた。 |
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![]() 「朝日土地」の円沢善利 |
![]() 「京成電鉄」の川崎千春 |
| 昭和42年11月14日参議院決算委員会で公明党の黒柳明は、浦安の埋立ての杜撰さを暴露した。 その中味は “OLCに対する千葉県の土地の払い下げ価格が不当に安すぎる” “千葉県は特定の業者にばかり便宜をはかりすぎる” “埋立地につくる「OLC」の遊園地は、当初の計画からかなり縮小されており、これは住民に対する詐欺行為である”などだが、驚いたのは、 “千葉県当局がOLCと共謀して、建設省の許可なく埋立てを急いでいる”というくだり。 浦安の埋立てについては、A・B・Cと3つの地区に分けて埋立てが開始された。千葉県は昭和38年に3地区それぞれの埋立て許可の申請を建設省に出していた。AとBはまもなく許可になったが、C地区は留保されていた。 このC地区は、国会で追及された時は、すでに7万坪も無許可で埋立てられていた。当時の建設省内部では、「あいつら少しおかしいんじゃないのか。千葉県の開発局は、三井不動産のエージェンシーではないかとの声があり、少し変なのでC地区は延ばしておけ」ということだったという。 そしてこのC地区の埋立て地の中から約15万坪を「OLC」に理由もなく分譲している。昭和37年に「OLC」と千葉県が締結した分譲協定では、115万坪は、遊園地と住宅地に別れていた。遊園地はC地区の75万坪、住宅地はA・B・C3地区で40万坪。 この当時でさえ、75万坪の大遊園地ができるとは誰も思っていなかったように、やはり虚構だった。「昭和37年には遊園地用地が75万坪だったものが、50年には63万8200坪。そして昭和58年の“TDL”オープン時のチラシには<東京ディズニーランドは1500億円を超えるビックプロジェクト>として着々と実現へ向かっています。敷地面積は82.64ヘクタール(25万坪)。後楽園球場が15個分すっぽり入る広さです」とあった。 当初75万坪としていた遊園地が25万坪、3分の1縮小されたのである。 そして「OLC」は「京成」と「三井」に、約22万8000坪を坪4万5000円で売り、これを両者は、「日本住宅公団」に売り、この販売作戦により「京成」と「三井」が手にした利益は70億円余りに達した。 |
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![]() 浦安上空から(1990年) |
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![]() 埋め立地に立ち並ぶ高級マンション |
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シリーズ「東京ディズニーランド」その光と影 1.「青べか物語」の、のどかな浦安だった 2. 瀕死の「OLC」を救った高橋政知 3. 75万坪が25万坪になった「ディズニーランド」 4.“総会屋”への「利益供与事件」に発展か 5.“志賀三郎逮捕”直前に警察官僚を常務取締役に迎え入れる 6. 加賀見社長が自分を“誇示”したパーティー 7.「東京ディズニー」に寄生した男 8. トボケ続ける加賀見会長は“利益供与疑惑” |
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75万坪が25万坪になった「ディズニーランド」


