| シリーズパチスロ「アルゼ」の仁義なき商魂(8) | |
パチスロ業界を食いものにした警察OBや“愛人”たち このあたりで「アルゼ」の社内問題を眺めてみよう。シリーズ第4号で、昨年9月22日に社長の岡田和生が社長から会長となり、代表権も返上し、代表取締役社長に就いたのが警察官僚から参議院議員に転じた阿南一成であることを記してある。 阿南の経歴をもう少し詳しく述べれば、東大教育部を昭和37年に卒業、一旦文部省へ入省したが、翌年警察庁へ入り直した。警視庁時代本富士署長と教養課長などを務め、滋賀県警本部長などを歴任し、中国管区警察局長を最後に退官。 その後「MOA美術文化財団」の顧問を経て、元警視総監下稲葉耕吉の参議員枠を引き継いで「世界救世教」の強力な支援を得て当選した。元警視総監下稲葉耕吉は、パチスロ業界の団体から、昭和60年6月ごろから1年ほどの間に5,500万も受け取っていた。こんな下稲葉の“参議院ワク”といっても、所詮はカネがとりもつことになり、「アルゼ」新社長の阿南一成の参議院時代は、「アルゼ」の潤沢な資金を背景に出馬したと思われても仕方がない。 そうでなければ、不祥事のデパートみたいな「アルゼ」の社長の椅子に就く筈はない。当時の『読売』(昭和61年5月23日)には、<警察のトップが退官後とはいえ、一年足らずの間に取り締まり対象の団体、業界から多額の金銭的支援を受けていた事実は、警察行政への不信を招きそうだ。>と報じている。 ![]() 警察官僚OBが集めた“政治資金”を批判した『読売』(’86.5.23) パチスロ機の許認可権を有する元警察官僚をパチスロメーカが社長に迎えるメリットは小学生でもわかるほど単純な図式だ。「アルゼ」には、取締役は降りたものの、現在も大株主である横塚ヒロ子と、執行役員で企画部長の及川麻子がいた。及川は、大手週刊誌に掲出している「あるぜ君」という広告に一時はレギュラーで“出演”していたが、この2人ともが岡田和夫の“愛人”と称されていた。この2人が在職中には人事にも口を出していたといわれ、岡田の子息である岡田知裕が取締役から外されたのも横塚や及川といった2人の女帝の“さしがね”だったとの噂もある。 |
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![]() 「アルゼ」の社長となった警察OBの阿南一成 |
![]() 参院選出馬でパチスロ業界から5500万円受け取っていた元警視総監下稲葉耕吉 |
![]() 岡田の“愛人”といわれた及川企画部長は (執行役員)として「あるぜ君」に“登場”していた |
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息子の知裕は社内の人望も厚く、父である岡田の経営方針にも公然と異を唱える。したがって親子関係はギクシャクしていた。そこへクラブのホステス出身で、緻密な計算と幅広い交遊関係を買われてスカウトされた「松島奈々子」似といわれる及川は、“占い”の特技を持つため、社内では「巫女」と呼ばれ、知裕はその及川の逆鱗に触れたらしのだが、その及川も今は「アルゼ」を退社している。 |
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