| ―シリーズ西武― 西武と堤義明の“悪業”を暴く <18> | |
児玉・小佐野・横井の“そろい踏み” 義明の兄の清二は女優が好きで、大空まゆみとの関係は周知の事実だったが、やはり女優の星由里子とも親しかった。 その星由里子が、横井の長男である邦彦と帝国ホテルで結婚式を挙げたのが、横井が清二に株の「買い取り」を持ちかけた3ヶ月後だった。しかし、この結婚は80日で離婚となった。しかも星由里子は「離婚の理由を決して公にしないでいただきたい」と言い、その条件として「慰謝料は請求しない」というもの。 この結婚が偶然か故意か、はたまた横井の思惑による“謀略的”なものなのかは、第三者には伺い知ることはできないが、横井なら「あり得た」“謀略”として妙に納得してしまう。 |
![]() |
| ともかく横井は東光証券や遠山証券を使って株を買い集め、旧「国土計画」(現「コクド」)、「安田信託」「三井信託」に次いで4番目の2.6パーセント、株数にして365万株を保有する大株主となった。当時の株価は400円前後だったが、これに一般投資家が気付いて"ちょうちん買い"を始めたため、71年に入ってからは700円〜1000円に上がった。当時の「西武鉄道」社長の小島正治郎でさえ132万株しか持っていなかったことから、名義書き換えをすれば、個人筆頭株主に躍り出ることになる。 清二や義明が慌てたのは言うまでもない。「横井のことだから、どんなに難クセをつけてくるかわからん」ということで、71年5月に「コクド」の専務だった岡野関治が、「国際興業」の小佐野賢治に頼みに行った。このころ田中角栄の関係から義明らは右翼の児玉誉士夫とも関係があったことから、小佐野は「児玉さんに頼んでみよう」といい、ここに児玉が登場することになった。それから4ヶ月間にわたって、話し合いやら恫喝やらで、結局児玉の仲介が功を奏したかたちになり、71年9月27日午後1時、東京プリンスホテルの一室で株券と25億円が交換された。 この時の出席者、および立会人は「西武鉄道」側が小島正治郎(社長)、宮内巌(専務)、岡野関治(国土計画専務)の3人で、他には横井、児玉、小佐野が顔を揃えたという。 |
| [シリーズ西武の目次へ戻る] |
![]() |









