また死者を出した戸塚ヨットの“本性”

 去る10月9日、「戸塚ヨットスクール」(戸塚宏校長)の訓練生が愛知県知多湾に死体となって浮かんだ。
 これで訓練生の死者は4人目。いまから10年ほど前の平成6年に「海で溺れさせられそうになった」と“告白”した婦人がいる。“暴力も振われた”という婦人は着のみ着のままゴムサンダルで逃げたという。

訓練生の“水死”を伝えた新聞

「ヨットスクール」の
戸塚宏校長

「戸塚ヨット」からゴムサンダルで逃げた女

「月一回合宿ということで、沖縄に行ったとき、父が死んだらいくら位遺産が入るのか。入ったら5パーセント位投資しないかというので、俗っぽい人だ、金で動く人だ、と思いました。本当にアイツは許せない。弟のことを利用したのではないかと思います」
(婦人の「手記」より)

 この手記を書いた婦人(以下M子と称す)は昭和23年7月生まれ。“仕置人”が某ジャーナリストに頼まれて三鷹市の「長谷川病院」から“救出”したのが平成8年7月18日だったからM子は当時48歳くらいで独身だったが、離婚した亭主との間に娘が1人いた。

 学生時代をアメリカで過ごし、ビバリーヒルズには高級マンションを買い与えられ、奔放な生活に明け暮れていたという。
 ところが、親が病で倒れ、M子と弟の財産争いが始まり、弟は麹町警察の署員と結託してM子を“精神病院”へ送り込んだ。三鷹の長谷川病院からSOSの電話があり“仕置人”が、「何の処置もなく入院させておくのは人権侵害だ」と副院長と交渉し、M子を退院させて、知人の家まで送った。

 確かにM子はエキセントリックだが話題が豊富で、手記を書くことをすすめると、大量の日記帳から丹念に書き写した中にこの「戸塚ヨットスクール」の件が書き込まれていた。

M子を病院から退院させた時
“仕置人”が書いた「念書」


M子が持っていた名刺
「1994、2、18夜8:30分、戸塚宏に出て行けと言われました。」
「弟の断って私をここから出すのですかと言ったら恐ろしい顔で暴力をふるい出しました。全治3日と外科病院の診断書を警察に提出し、受理されています。私は着のみ着のまま、ゴムサンダル、コートなしで隣の福助レストランの電話を借り、G・S(アメリカ人の婚約者)へ電話しました。福助の従業員が派出所へ車で送ってくれました。」

 “人権”があらゆる場所で踏みにじられ、1人の女性が翻弄されてゆくサマは“しとど衰れをもよおしにけり”と言うことから、“仕置人”はこのM子の話と「手記」を元に<境界型人格障害の女>を当サイトで連載することにした。

 石原慎太郎が「戸塚ヨットスクールを支援する会」の会長

 M子は、資産家に生まれただけに、著名人との交際も多く、評論家の加瀬英明にも「戸塚ヨット」の件で相談している。

 また、石原慎太郎とも知り合いで、慎太郎は昭和62年3月6日に「戸塚ヨットスクールを支援する会」の会長に就任している。M子が「戸塚ヨット」に入校したのが平成6年だから、ちょうど慎太郎が衆議院議員(平成7年4月まで)だった時期で、実弟に送り込まれたにしろM子は「我慢してみよう」という気に一時的にはなったという。

 “スパルタ教育”を教育と勘違いしている慎太郎だから、「支援する会」のパンフには次のように書いている。

<さまざまな誤解と中傷に曝されている>、<教育と医学の分野における画期的意義を見出すことができます>、<戸塚ヨットスクールがこれまで培ってきた問題児矯正の教育ノウハウを学び、そこから教育荒廃の道を切り開いていくことにあります>、などなど。
 殴られた刺激で喜ぶのはS・Mの“M”ぐらいのもので、動物だって殴られれば一時的には恭順の意を表すが、それは暴力が感覚的に痛いからであって、理解も納得もしていない。

 戸塚宏の“ちょうちん持ち”で、『スパルタの海』を書いた上之御利昭と新宿の喫茶店で双方が立ち上がって怒鳴りあった記憶があるが、登校拒否、非行、家庭内暴力、無気力などが“スパルタ教育”で完治するなどとは、“感情の動物”である人間に当てはまるわけがない。

 石原慎太郎こそ、浜渦武生のようなチンピラ(副知事時代に六本木で腰のベルトを外して大暴れした)を副知事に重用し、都政を混乱させたとして1年前に更送したにもかかわらず、今年7月に「参与」として復帰させたのだから、石原自身が「ヨットスクール」に入校すべきだろう。

 選挙になれば「裕次郎の兄です」を連呼し、タレントの石原軍団を応援にかり出し、ミーハーの票を集める。これが“スパルタ教育支援者”の実像である。
「支援する会」の会長
としてのメッセージ
(クリックで拡大)

 なお、M子については<歪められた人権>として連載を始めたが、“病人でない病人”といわれる“境界型人格障害者”のショッキングなレポートです。




―関連記事―
これが「戸塚ヨットスクール」の真相だ (投稿)

<連載レポート> ―歪められた人権― “境界型人格障害”の女
<第1回>精神病院から「助けて!」
<第2回>医療保護入院
<第3回>警察の拉致監禁
<第4回>実弟による拉致監禁(M子の「陳述書」)
<第5回>実弟がM子を戸塚ヨットに運ぶ
<第6回>病気ではない病気

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