| 水谷建設事件 元福島県知事と“水谷建設事件”に見え隠れする「東京電力」の影 | |
![]() 元福島県知事 佐藤栄佐久
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数人の逮捕者を出し、「東京電力」、「前田建設」のトップ、そして「福島県知事」までが東京地検特捜部に事情聴取を受けた事件は「水谷建設」(三重県)から東京、福島と広範囲で複雑な事件に発展している。 この事件は、2000年4月に「東京電力」が福島第2原発の港に推積した海水の処理を「前田建設工業」に60数億円で発注、同社はこれを三重県の「水谷建設に60億で“丸投げ”した。ところが「水谷建設」は、この残土処理に関し、ウルサ型の2社に3億4000万円を支払っていたが、名古屋国税局は、いずれも経費として認めずリベートと認定し、1億3000万を追徴課税したというもの。 |
| もう一つは、福島県発注の公共工事に関する“談合事件”が絡み合っている。 福島県知事だった佐藤栄佐久は“反原発知事”としてそれなりに県民の支持を得ていて5期目を迎えていた。 したがって原発政策を推進している政府・財界は、、プサーマル拒否と、原発稼動率低下を躊躇しない知事の排除を望んでいる。また、知事が属していた加藤(紘一)派は今は無いに等しく、政界の後ろ盾がない。加えて、原発に依存したエネルギー政策を進める経済産業省の目の上のタンコブであり、総務省が進めている市町村合併や道州制構想に反対するなどの独自路線を歩んできた。 この知事の実弟の「郡山三東スーツ」という紳士服縫製販売会社に、「東京電力」から60億円の残土処理を請け負った「前田建設」が4億円を「三東スーツ」に融資し、「水谷建設」が「三東スーツ」の所有地を8億(のちに1億円追加)円余りで買収、そのうちの4億円を「前田建設」に返済した。これによって「三東スーツ」は5億円余りの資金を調達したことになる。 知事は以前この「三東スーツ」の社長だったこともあり、この時点では実弟が社長であり、知事は取締役であり、40数%の株を保有する筆頭株主である。 知事は「弟とは話していない。役員会にも出ていない」というが、4億円の借金も、会社跡地の売却と代替え地の買収をも知らないでは済まされない。 その直後に「東京電力」のトラブル隠しが表面化して2年余り運転を休止していた福島第一原発1号機運転再開を知事が認めた。 |
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