耐震強度偽装を知っていた井上信治代議士のアホバカぶり

草野洋の週刊仕置人― 井上信治
アホバカ代議士の井上信治



 衆議院議員の伊藤公介が「ヒューザー」社長の小嶋進と、「東日本住宅」社長の桃野直樹を同行して国土交通省へ“公的負担”を要請したことは愚行にちがいなく、この伊藤公介を証人喚問しなかった国会もいい加減なもの。

 この問題の元凶ともいうべき姉歯秀次は、去る9月6日の初公判で検察側の主張をほぼ全面的に認め、その利益追及にのみとらわれた行為だったことがわかった。

 ところが「今回の問題は氷山の一角。日本全国の物件をチェックしたら耐震強度が基準の1.0に満たないマンションはゴロゴロありますよ」と言い放った代議士がいた。

 この代議士は井上信治といい1969年10月生まれで37歳と若くてもすでに2期目で、前回も東京25区から出馬して約11万5000票を獲得、2位の島田久を大きく引き離して当選している。

 東大法学部卒業後国交省に入省、キャリア組として外務省に出向、ケンブリッジ大学大学院にも留学している。井上の実家は東京御茶ノ水駅近くの日本一といわれる「井上眼科病院」で、ここの次男として生まれた。そして井上の女房は、製菓業の「カバヤ食品」の娘。「カバヤ食品」は年間売上高は200億円を超え、父親の野津喬は元日本青年会議所会頭でゴルフ場を5つも所有しているという。

したがって選挙資金も潤沢と見え、金持ちの坊ちゃん風。だからといって、国交省時代の、しかも建築指導課に席をおいていた人物としては恐ろしい発言であると同時に無責任も甚だしい。

『日刊ゲンダイ』でも次のようにコメントしている。

「なにも姉歯元建築士のような偽装構造計算書で建築された物件だけが瑕疵(かし)物件ではない。むしろ多いのが、設計図は正しいけど施工がデタラメな手抜き物件です。建築基準法では物件の完成時には確認検査機関が完了検査をすることになっている。ところがこれは罰則規定がない。それをいいことに完了検査を受けずにトボケている業者が多いのです。私が国交省の役人だった当時、完了検査の実施率は6割程度しかなかったと記憶しています」

 唖然とさせられる井上のコメントだ。

 こんな建築行政を井上は改善しようと法改正に動こうともせず唯唯諾諾と国家公務員として給与を受けていたのか。それでは、百歩譲って政治家となっている現在、この問題に関心を持ち、罰則なりを設けようと働きかけたことがあるのか。

 井上の秘書らも問題意識が無く、“仕置人”草野洋が取材の趣旨を使えても井上に伝えることをためらっている。そこで仕置人は直接議員会館の井上の部屋に入ると、名刺交換だけで「今客がいるので」と奥の部屋へ行ってしまった。

草野洋の週刊仕置人― 井上眼科病院
御茶ノ水:井上眼科病院外観
 ちなみに井上信治の実家ともいうべき「井上眼科病院」についてはインターネット上でも
〈単なる金の亡者〉
〈売り上げも日本一なら、待ち時間の長さも日本一〉
〈妻君名義で、隣にメガネ屋〉
〈眼科では、日本一の売り上げ〉などと書かれている。
〈売り上げも日本一なら、待ち時間の長さも日本一〉ということではいけない。
 もっと患者の目線になって快適で効率のよい対応を考えてもらいたいものである。
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