―山梨県―“道志村”で囁かれる「JAみふじ」の“横領疑惑”

 都留市との合併問題で村長が辞職したりで揺れた山梨県・道志村に、夏ごろから「JAみふじ」(都留市・高部利幸組合長)と合併する前の「道志村JA」(現「JAみふじ道志出張所」)の“横領疑惑”が囁かれはじめた。
 とは言え、これまでもこの噂は何度ももち上がっては消え、消えてはもち上がってきたのだが、この夏ごろからは、かなりの村民から具体的な言葉で語られるようになった。

「道志村は血縁関係が多くメイだのイトコだのでみんな隠しちゃう。農協の理事で前の村長の後援会幹部なんか、横領されたっちゅう家を一戸一戸まわって口封じさ」

 人口2,100人ていどの村だから、ほとんどが“農協”でお金の出し入れをしていて任せっぱなしだった。

  
     美富士農協本部(都留市)


「転作奨励金とか稲作奨励金など国からの補助金は県から農協に振り込まれるのよ。ところが明細もなくデタラメだ。20万でも、あんたんとこは5万だって言われれば、そうかねって言って受け取るんだが貯金通帳もなかった。金が必要になれば農協から出してもらう。農機具買う時だって農協に頼めば注文してくれるし・・・・・」

「平成14年4月ごろ、保険を勝手に解約されて、掛け金の高いほうに変えられていたんだ。そこで当時の農協職員のYとSと中央会の職員が集まって協議したこともあるよ」

「農薬とか農機具などの支払いも農協を通じて購入する。だが農協に記録がないんだ」

「私の場合、歴代の組合長3人を集めて問いただした。都留と合併後、被害者が幹部を集めて訴訟に持ち込もうとしたが圧力がかかってやめた」

 そんな噂の中で「あの合併する前の道志農協にはSという女の職員と組合長がグルで横領したらしいよ。組合長は自殺未遂をして救急車で運ばれたこともある」という話もある。
「そのSという職員は今の村議の女房で、夫婦2人とも都留市内の工場で働いているよ」とこの村民は話をつづけた。

 この「道志村JA」は平成13年に都留市の「JAみふじ」と合併し「JAみふじ道志出張所」となっている。
 そこで“仕置人”は都留市の本部である「JAみふじ」に、こうした噂の真偽を確かめようと訪ねた。

「JAみふじ」本部では「電話をいただいて調べたのですが、組合長の件は自殺未遂じゃなくて夫婦げんかで救急車を呼んだようです。いずれにしても、道志村JAと合併する際は貯金通帳にしても手書きでしたので記録はあいまいな状態でした。こちらがそれらを整理し、コンピューター処理ができるようにしたのです。ずさんだったことは認めますが、当時の組合長や女性職員が横領したという事実は掴んでおりません」

 人口2,100人ほどの山里の道志村からこの“横領疑惑”はなかなか消えそうもない。


道志村の清流ではニジマスが泳いでいるのに


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