“防衛利権”の「山田洋行」グループオーナーの過去
 昭和44年に旧「東京相互銀行」(現「スター銀行」)の社長に就任した長田庄一と当時同行総務部長の小池順一、そして今話題の「山田洋行」グループオーナー山田正志の「山田ビル」と「山田地建」のカラクリは、クラブ経営者をターゲットにした。銀座6丁目のソワレドビルの場合だが銀行側から「いかがですか、銀座に店を出しませんか。あなたのためならひと肌脱いでもいいですよ」と持ちかける。
 銀行が、バーやクラブの運転資金をしかも大家である「山田地建」の保証で貸しつけるというのだった。

「山田洋行」グループオーナーの山田正志
 まずクラブを経営したい店子は大家である「山田ビル」と契約を結ぶ。斡旋は「山田地建」で、契約に違反するとすぐに解約し、保証金の3分の1を没収する。
 「山田地建」も「山田ビル」も山田正志の会社で、旧「東相銀」側が運転資金を融資すると誘っておいて保証金を払わせ、そのあとさまざまな口実をつけて融資は実行しない。
 山田正志は当時「金の無い客ほど上客なんだ」とウソぶいていた。
 融資を受けられなくなった客は3分の1の保証金を巻き上げられ、入り口には立入禁止のベニヤ板が張られてしまうことからトラブルが絶えなかった。
 このソワレドビルのテナントだったクラブ「M」のママを、長田庄一、小池順一、山田正志の3人が“共有”していたことは知る人ぞ知るエピソードだった。



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