| 都議会議員 名取憲彦(民主党)が反党行為で除名か(上) |
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名取憲彦は、東京電力労組をバックに、当初、民社党を皮切りに現在は民主党に所属する5期目の都議会議員。選挙区は大田区。平成16年から17年まで都議会民主党の幹事長も務めた。
都議会幹事長時代には、石原慎太郎都知事や都議会自民党ともズブズブの癒着関係を築いた。象徴的だったのが、石原知事、浜渦副知事サイドからの依頼を受け、社会福祉総合学院の運営に関し、民主党議員が「やらせ質問」を実行(平成17年3月14日
予算特別委員会)したことに端を発した事件。自民党側がこれに反発すると、名取は知事サイドから質問を頼まれ困っているなどと都議会自民党幹部に漏らす始末。名取のちゃらんぽらんの無責任な対応が引き金となり百条委員会が設置された。浜渦副知事は百条委員会の証人尋問で質問依頼を否定するが、名取が頼まれたと言ってしまっているので、これは偽証と認定され、浜渦副知事問責決議案が都議会で可決。
名取幹事長率いる都議会民主党(当時)は、この問責決議に反対したが、田中良議員ら6人がこれに造反し、問責決議案に賛成、ひとつの良識を示した。ところが、あろうことか名取憲彦は、会派の分裂を助長したとして、田中議員と和田議員(当時)を会派から除名した。
田中議員らは民主党都議団を結成し、民主党会派が都議会に2つ出現するという事態を招来した。
こうした名取議員の石原知事への擦り寄り方は平素から尋常ではなかったが、選挙での反党的行動が目下大きな問題となっている。
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名取が石原を推薦した“証拠” (クリックで拡大)
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それは、今年4月の都知事選挙で、石原知事応援の公選はがきを自分の名前で大量に出したことが発覚したこと。さらに、4年前の知事選と同時に行われた大田区選挙区と議会議員補欠選挙(定数1)で、民主党の公認候補を差し置いて自民党の候補者を応援する演説をしたことが最近ビデオテープの発見で発覚したことなどが問題とされている。
民主党東京都連はこれを重大視し、都連に倫理委員会(委員長 蓮舫参議院議員)が設置された。倫理委員会の結論は何らかの処分が必要というものであった。
近く民主党東京都連は名取憲彦議員の処分を決定するが、彼の地元大田区の民主党員からも除名を望む声が数多く寄せられている。民主党議員の中でも除名は致し方ないとする声は多い。しかしながら、旧民社党議員の巣窟、東京民社協会の会長で、連合東京でも最大級の有力組織である東電労組の力を背景とする名取憲彦はしぶとい。名取派都議も少なくない。
地元大田区でもこの春、区長選挙が行われた。区長選挙には西野前区長の助役を最近まで務めた小松と、自民党で都議を務めていた松原忠義、そして、民主党の前衆議院議員宇佐美登ほかが立候補し、結果は自民党が推薦する松原忠義が当選した。
この選挙で、民主党は独自候補を立てることができなかった。民主党の区長候補選考にあっては、自民党が推す松原忠義には当然ながら相乗りできない。しかし小松助役も民主党議員から頗る評判よろしくない。それで、推薦候補を決めあぐねていたのだが、名取憲彦は当初から小松推薦で腹を決めていた。どうせ民主党内部から区長候補はでないのだからと、小松に対し、大田区民主党は全面支援で行くと空手形を切り、金を受け取ったものとみられる。
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「名取を除名せよ」の嘆願書
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ところが、知事選告示の前夜、民主党前衆議院議員 宇佐美登が突然、民主党を離党し、無所属で区長選立候補を宣言したために、小松対松原という選挙の構図は大きく変わった。宇佐美は民主党に対し、推薦依頼をしたが、名取はそれを徹底的に妨害した。同僚だった民主党国会議員団は、連日大挙大田区に入り、宇佐美候補を応援したが、肝心の地元区議、区議候補者は名取の恫喝におそれおののき、小松を嫌だと言っていた者まで、区長は小松をよろしくと言わせられる始末となった。
民主党は結局この大田区長選で自主投票を選択したのだから、個人が無所属の候補者なら誰を応援しようとかまわない。しかし、名取は自らが支部長を務める民主党大田区支部内の封筒を用いて、大田区の有権者に小松支持を訴える信書を1万通送付したという。これは問題だというので、その大田区支部内に調査委員会が設置されこの問題について追求している。
いずれにしても、名取は自身の立場を忘れ、石原慎太郎や与党に擦り寄り、見返りを求める卑しい浅ましい輩であることが確認されたということである。
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