「イオンモール筑紫野店」(福岡県)建設トラブル<3>
平原筑紫野市長を飲食に招いて協力要請

 平成15年4月の筑紫野市長選挙で前市長が落選、新市長に平原四郎が当選した。そこで「イオンモール」は市に対して社長名で、同市区画整理への参画を文書で提出、市の担当部署は新市長による区画整理事業推進の意向を確認したものの、「イオンモール」はかなりの時間を要するのではないかと懸念していた。
 平成15年5月中旬に「イオンモール」は平原市長を「ホテルニューオータニ博多」地下にある「和田伴・彩膳」に招いた。「イオンモール」側からの出席者は取締役開発部長の平林秀博と同社マネージャーの寺尾。そして市長の平原四郎と福岡県議の原竹岩海、コンサルタントJVの1人である俵口和彦の合計5名。


  
   平原四郎筑紫野市長

 この席で市長の平原は「私はボランティアでやりますよ。ボランティアは私だけですよ。他の関係者は私とは違いますよ」と明確に「イオンモール」側にメッセージを送っていたという。また平原は「筑紫野は、日本の同和3団体の発祥の地なので、ややこしいですね」ともつけ加えた。
 こうした「ややこしい」福岡県の同和関連トップに話をつけ、根まわしを頼まれた者が、この逮捕された4人のなかにもいた。ちなみに平原や同和トップ、県議の原竹らによる会合が10月にも再度福岡市内の「山本本店」で設けられ、平原は「イオンモール」の出店の支援を約束したという。
 「イオンモール」の土地交渉の遅れから、改正都市計画法の行政指導の対象時期に計画がずれ込んでしまい、新法の指導を受けることになる。これについても「イオンモール」の弥永マネージャーの依頼を受けた同和トップや逮捕された I らが、県当局トップや知事らに根まわしをしたことにより可能となった。

  
   筑紫野市役所

 こうした中で前記した取締役開発部長平林秀博は「6000万円を払う」という発言になり、それを実行しない「イオンモール」側に履行を迫ったと思われる。
 要は、大企業によく見られる傲慢さが、協力者らを憤怒に追い込み、その結果“暴力行為”に走らせたのではないか。



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