| <防衛利権>“情報戦”に見る防衛省内部の暗闘 | ||
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去る11月15日、前防衛省事務次官の守屋武昌の“証人喚問”が参議院外交防衛委員で行われた。
これらの詳細については、かなり具体的に暴露合戦に及んでいて、テレビや新聞で報道されているので“仕置人”は省くとして、最近メールで送られてきた“怪文書”について姐上に上がった防衛省航空機課長へのインタビューを試みた。 『率直にC-Xエンジンの話をしたい。エンジンの性能に問題はなく、問題は代理店だ。GEの責任ではないが、山田洋行で内紛が生じて、山田洋行と日本ミライズに分裂してしまった。代理店変更はGEの自由だが、問題は日本ミライズの資格の問題だ。C-Xエンジンは高額なため、AからDの入札資格では、A資格であることが求められるが、日本ミライズはDクラスだ。
この問題に、テレビや雑誌のマスコミが注目している。結果として先日、大臣の記者会見でも質問が出された。今回、パリに来る前にC-Xエンジンの調達要求を出す技術研究本部と確認したが、契約しようと思えば1ヶ月で実行可能であり、理論的には今年度分は山田と契約することも可能だ。ただ、GEの決断を尊重し、日本ミライズと契約する場合には、資格Dで有ることから、GEが責任を取って貰いたい』
これに対して「GE社」デリベロ副社長は、 『GEは山田洋行との過去20年もの関係を大切に思っており、F110(F-2エンジン)とJ79(F-4エンジン)については引き続き付き合っていくつもりだ。他方、C-Xについては日本ミライズに移った46人の中の人間がずっとやってきた仕事であり、継続性の意味から日本ミライズにやって貰うことが防衛省にとって最も良い選択と判断した。資格の話は、GEにはどうすることも出来ない』
するとA課長は、 『プログラムと共に育ったスキルのある人間とチームを組む必要性は十分理解する。当方が言いたいのはそんな話ではなく、資本、財務に裏打ちされた資格の話だ。分かり易くするために例を取ると、I社はKC-767の納入で毎日1千万円のペナルティーを支払うが、資格Aであるため、ペナルティー支払に耐えつつ契約を履行することが出来る。それは資格Dの企業ではあり得ない話だ。
資格D企業を使うのであれば、契約履行に関するGEの協力が必要となる。防衛大臣も、個人的意見として、商社をかませずGEと直接契約できないか検討せよ、と言われている』
とも記してある。
この“文書”にある問題のA課長は、現在警察庁参事官に出向しているが、取材のアポはすぐに取れたので、情報提供者である“文書”の主に「会って話が聞きたい」と返信したところ「障りがあるので会えない」という返事が返ってきた。
その返事の中に「・・・この事実は客観的に証明され、衆人監視の下で修正された文書は公式に記録が残っている。」とあったのだが、「・・・公式に記録が残っている」のなら、その公式文書くらいはFAXしてくれてもよさそうなもの。そうした“物証”を何ひとつ示さないで“情報提供”とはおこがましい。行政省庁は国民のためであってみれば、その大儀のために返り血をあびるくらいの覚悟がなければならない。 ![]() “防衛利権スキャンダル”で困ってしまった防衛大臣の石破茂
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